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矯正治療を始めるタイミングはいつ?年齢による違いについて

矯正治療を始めるタイミングはいつ?年齢による違いについて

「矯正治療は何歳から始めるのがいい?」「大人になってからでは遅い?」など、
矯正歯科治療を始めるタイミングについて疑問をお持ちの方は少なくありません。

矯正歯科治療には、すべての方に共通する「この年齢から始めるのがベスト」という時期があるわけではありません。
子どもの場合は顎や歯の成長を確認しながら治療開始の時期を検討し、大人の場合は歯や歯ぐきの状態が良好であれば、年齢にかかわらず治療を検討できるケースがあります。
大切なのは年齢だけで判断するのではなく、現在の歯ならびや咬み合わせ、お口の状態に合わせて適切なタイミングを見極めることです。

今回は、矯正歯科治療を始めるタイミングについて、子どもと大人それぞれの特徴を踏まえながら詳しくご紹介します。

矯正治療を始めるタイミングに決まりはある?

矯正歯科治療を検討していると、「早く始めた方がきれいに治るのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、治療を始める適切なタイミングは、歯ならびの状態や年齢、永久歯への生え変わり、顎の成長などによって異なります。

子どもは成長段階を確認して判断する

子どもの矯正は成長段階を確認して判断する

子どもの矯正では、現在の歯ならびだけでなく、乳歯から永久歯への生え変わりや顎の成長を確認することが重要です。
成長期には顎の骨も発育しているため、その成長を利用しながら歯が並ぶための環境を整えられる場合があります。
受け口や出っ歯、歯が並ぶスペースの不足など、お口の状態によっては永久歯がすべて生えそろう前から治療を検討することもあります。

一方で、早く相談したからといって、すぐに矯正歯科治療を開始するとは限りません。
定期的に成長や歯の生え変わりを確認しながら、適切な時期まで経過を見ることもあります。
「まだ乳歯だから早い」と自己判断せず、気になる歯ならびがあれば一度矯正歯科へ相談しておくと、今後の見通しを立てやすくなります。

→【子どもの矯正治療】の診療案内ぺージはこちら
→【関連コラム】子どもの歯ならびは何歳から相談するべき?

大人は年齢よりもお口の健康状態が重要

大人の矯正では、「30代や40代から始めても遅くないですか?」というご相談をいただくことがあります。
矯正歯科治療は子どもだけが受けるものではありません。歯や歯ぐき、歯を支える骨が健康な状態であれば、大人になってからでも治療を検討できます。

ただし、年齢を重ねるにつれて、虫歯や歯周病、被せ物・詰め物などが増えていることもあります。
そのため、大人の矯正では治療を始める前にお口全体の状態を詳しく確認し、必要に応じて虫歯や歯周病などの治療を優先します。
「もう遅いかもしれない」と諦めるのではなく、まず現在のお口の状態でどのような治療が可能なのかを確認することから始めてみましょう。

→【大人の矯正治療】の診療案内ぺージはこちら

年齢によって矯正治療の考え方はどう変わる?

矯正歯科治療は年齢によって目的や進め方が異なる場合があります。
特に成長途中の子どもと、顎の成長がほぼ完了している大人では、治療計画の立て方にも違いがあります。

小学生頃は歯の生え変わりと顎の成長を確認する時期

小学生頃は、乳歯から永久歯へと生え変わる時期です。
この段階では永久歯がすべて生えそろっていないため、現在の歯ならびだけで将来の状態を判断することはできません。
永久歯が生えるスペースが十分にあるか、上下の顎のバランスに問題がないか、受け口や出っ歯などの傾向がないかを確認しながら、治療開始のタイミングを考えます。

また、指しゃぶりや口呼吸、舌で前歯を押す癖などが歯ならびや顎の成長に影響している場合もあります。
こうした習慣にも目を向けながら、お口全体の成長を見守っていくことが重要です。

→【おすすめコラム】子どもの指しゃぶりがやめられない…歯ならびへの影響とは?

中学生・高校生頃は永久歯がそろい本格的な治療を検討しやすい

中学生から高校生頃になると、多くの場合は永久歯への生え変わりが進み、歯ならびや咬み合わせの状態も把握しやすくなります。
永久歯を動かして歯ならび全体を整える矯正歯科治療を検討するケースも増える時期です。また、成長段階によっては顎の発育も考慮しながら治療計画を立てます。

学校生活や部活動、受験などとの兼ね合いもあるため、「いつまでに治療したい」という希望がある場合は、早めに相談して治療期間の目安を確認しておくと良いでしょう。
矯正歯科治療は数か月で完了するものではなく、症例によっては数年にわたることもあります。進学などのライフイベントも考えながら、無理なく続けられる時期を検討することがポイントです。

20代以降はライフスタイルも考慮して治療を検討する

20代以降の矯正はライフスタイルも考慮して治療を検討する

20代以降は、就職や結婚などをきっかけに、ご自身の歯ならびや口元が気になり始める方もいらっしゃいます。
大人の場合は顎の成長がほぼ完了しているため、現在の骨格や歯の位置をもとに治療計画を立てます。
ワイヤー矯正装置マウスピース型矯正装置など、歯ならびや咬み合わせ、ご希望に応じて治療方法を検討します。

また、仕事の都合や結婚式などの予定がある方は、治療期間や装置の見た目も気になるところでしょう。
治療開始前に希望を伝えておくことで、ライフスタイルも考慮した治療計画について相談できます。

→【関連コラム】マウスピース型矯正装置とワイヤー矯正の違い

矯正相談を早めに検討した方が良いケース

矯正歯科治療は、必ずしも気になった時点ですぐ始める必要はありません。しかし、早めに相談しておくことで、治療開始に適した時期を把握できる場合があります。

歯ならびや咬み合わせに気になる変化がある

前歯が大きく出ている、受け口になっている、歯が重なって生えている、永久歯が本来とは異なる場所から生えてきたなど、目に見える変化がある場合は一度相談してみましょう。

特に子どもの場合は、現在の歯ならびだけではなく、これから生えてくる永久歯や顎の成長まで考える必要があります。
早めに状態を確認することで、「今から治療した方が良いのか」「永久歯への生え変わりを待った方が良いのか」など、今後の方向性を把握しやすくなります。

治療を終えたい時期が決まっている

成人式や就職、結婚式など、「できればこの時期までに歯ならびを整えたい」という希望がある場合も、余裕を持って相談することをおすすめします。
矯正歯科治療に必要な期間は歯ならびによって異なり、実際に治療を開始するまでにも検査や診断、治療計画の説明などが必要です。

また、歯を動かす治療が終わった後には、整えた歯ならびを安定させるための保定期間もあります。
「イベントの直前に相談すれば間に合う」とは限らないため、予定が決まっている方ほど早めに治療期間の目安を確認しておくと安心です。

→【関連コラム】矯正治療の期間について 治療期間の目安と知っておきたいポイント

年齢だけで判断せず、気になったときに矯正相談を

矯正歯科治療を始めるタイミングは、年齢だけで決まるものではありません。
子どもの場合は永久歯への生え変わりや顎の成長、大人の場合は歯や歯ぐきの健康状態などを確認し、一人ひとりに合った時期を検討します。

そのため、「何歳になったら矯正を始めよう」と年齢だけを基準にするより、歯ならびや咬み合わせが気になった段階で一度相談してみることをおすすめします。
すぐに治療する必要がない場合でも、適切な開始時期や今後注意して見ておきたいポイントを知ることができます。
浦和エル矯正歯科では、子どもの矯正から大人の矯正まで、お口の状態やライフスタイルを確認したうえで治療開始のタイミングをご提案しています。

浦和市で「今から始めた方が良い?」「まだ様子を見ても大丈夫?」など、矯正歯科治療を始める時期でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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→矯正治療のコラム一覧はこちら

著者:李 美乃

浦和エル矯正歯科 院長

2015年 明海大学歯学部 卒業
明海大学歯学部付属明海大学病院 臨床研修医
2016年 明海大学歯学部 歯科矯正学分野 入局
2019年 まゆみ矯正歯科 入職
東京都、埼玉県の複数の歯科医院にて非常勤の矯正歯科医として勤務
2026年 浦和エル矯正歯科 院長

公益社団法人 日本矯正歯科学会 認定医
東京矯正歯科学会
日本口腔筋機能療法(MFT)学会